ボクがカキより嫌いなもの。それは雨です。

 

バイクに乗っているからということもありますが、

昔から雨が嫌いです。

農家とかダムとかいうお話は抜きにして、

基本的に雨がボクに何かしてくれることって

なんにもないじゃないですか。

 

むしろ濡れるし、空は見えないし、荷物が制限されるし、

いいことって何もない。

 

雨宿りのときめきなんてありゃあしないし、

あいあい傘はしてもいつも野郎とだし、

いいことって何もない。

 

 

でも、それは日本での話。

 

 

タイの雨。

まず量が違います。

 

日本の梅雨みたいに

一年に一度雨季がやってくるのですが、

東南アジアのいわゆる「スコール」。

 

首都がしばしば洪水でマヒするレベルです。

 

一度車で走行中、

「今ドア開けたら大変なことになる!」

という状況を味わいました・・。

 

 

でも逆に言うと、

それが原因で学校がしばしば休みになるんです!

 

 

台風の勢力の規模と

わくわくどきどきの規模が正比例するように、

 

大量の雨はボクら子どもにとって

まさに「神サマからの贈り物」でした。

 

そしてその後にやってくるのが

雨上がり。

 

湿度が低く、カラッとしたタイの空気。

雨がザッ!っと降って、さっと止む。

 

すると、街が輝くんです。

 

大げさかもしれませんが。

 

ホコリが全くといっていいほどなくなり、

サムローという名の三輪タクシーはチリの変わりに

きらきらの水滴をまきちらして走り去る。

 

ごみごみしい歩道は

まるでボクのために掃除しておいてくれたかのように

ぴかぴか。

 

お金持ちの人の家に生えている

自分のために植えた

大きな木やきれいな花は

通る人にまんべんなくいい匂いを。

 

相変わらずゴミをあさる野良犬も、

雨上がりの世界では

なぜか肯定的に見えてくる。

 

たった数十分だけの、そんな不思議な世界。

スーパーマリオ3の裏面みたいに、

なぜかちょっとばかりの優越感と幸せが味わえる。

 

変化がとっても嬉しい、そんなタイの雨上がり。

酔っ払った友人を見たときみたいに、

なぜかちょっとばかりの優越感と幸せが味わえる。

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