最近アルバイトを始めました。

終わるのは大体夜の一時。

 

終わったあと、

夜の街を走るのが好き。

 

いつもの帰り道、

ちょっくらコンビニに寄ろうと思いました。

 

まっすぐ行けば家に着くところを、

左へ曲がりました。

 

すぐにお店に着き、

INAZUMAを降り、

ヘルメットをとり、

いそいそと店内へ。

 

とりあえず雑誌を立ち読み。

 

(ここまでで、じつは道路交通法違反が

少なくとも二つはありました。

もちろん言えませんが。)

 

 

 

立ち読みをするボクの向こうには

ガラス越しに

真っ赤なINAZUMAと、

夜の闇が広がる。

 

本を読み始めてから

ほんのちょっとの時間が経った頃。

 

 

 

窓の向こうには

真っ赤に光り輝く非常灯と、

白と黒の車体が。

 

 

 

パ・・・パトカーか!?

 

 

 

サイレンの音こそ出ていないものの、

赤い光がぴっかっぴっか光るという

普段見慣れない光景にちょいとびびる。

 

 

 

なんだろぅ?

とおもっているうちに、

警察官が一人降りた。

 

 

しかもその警察官、

足取りがいささか急いでいる。

 

!!

 

今ちらっと

ボクのINAZUMAを見た。

 

!!!

 

この瞬間、

ボクの脳内麻薬は

ものすごい集中力を与えてくれた。

 

 

まさかさっきの違反を見られていた・・・

バイクのナンバーを確認・・・

とりあえず急いで被疑者確保・・・

 

確保?

ターゲットはまさかこのオレかっ!?

 

いやいやいやいや。

まさかまさか。

まず、慌てるな。

 

1、違反を見られて、捕まえに来た

2、違反を見られていない。別件で(?)オレを追ってきた。

3、違反を見られていない。全然関係ない用事でコンビニに来た。

 

1ならアウチ!逃げたらえ〜と、公務執行妨害?

2でも3でも、ここで変に動いたら

「ん?君どうした?ちょっと来たまえ」  アウチ!

 

 

死んでもここから動くな!

コンマ数秒で頭の中のパズルが完成する。

 

 

 

で、おまわりさんがご来店。

 

レジの向こうでかがんで作業していた

店員はいささか驚いた様子。

店内に緊張が走る。

ただ、空気がそうだっただけで、

真偽は不明。

何しろボクは微動だにしなかったので

ナニモミテマセン。

 

 

 

店内に警察官の大きな声が響く。

 

「OOの方でコンビニ強盗が発生したんでね。」

カメラかモニターか何かを(おそらく)指差しながら

「それ、ちゃんと動いてる?」

「気をつけてね」

 

その間

店員は

「え?あ、はい」

みたいな返事を繰り返し、

 

ボクは

「え?あ、ふう」

みたいなため息を。

 

結局おまわりさんは

さっさと行ってしまった。


例によって

たいしたオチはありません。

パトカーってなんであんな

威圧感あるんだろう?

 

パトカーを見たときに感じる緊張感と

これまでの人生での罪悪感が

比例するのかな?

そんなバカな・・・

偶然だよね・・・。

警察なんて嫌いだい!

※10月17日のokometogitogiさんに捧げます。

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