小学2年生から小学4年生までの3年間、タイに住んでました。 観光でも有名な首都、バンコク。
最初は驚きました。
暑さに。
空港で飛行機から降りた瞬間、飛行機に戻りたくなりました。
「え?だめなの?戻っちゃ?あ、そう・・・」
そんな感じの暑さでした。
ケニヤのところでも書きましたが、 日本人てのは外国の地を踏んだ瞬間にお金持ちに変身します。
ボクが住んだのは冷房設備のしっかりしたマンションでした。 そこには相変わらずお手伝いさんもいましたが、 まず驚いたのはクーラーのでかさでした。
暑い国だからクーラーも進化してるんだろう?って?
そんなまさか。
ボクの住んだとこのクーラー、めちゃくちゃでかかったんです。
例えば寝室。 部屋に入って、ベッドがあって、一番奥に窓があります。 窓から景色でもみようと近寄ります。
小学2年生のボクは、 窓辺に寄りかかって遠くを眺める、 なんてことができないんです。
なぜならそこにクーラーが置いてあるからっ!
日本の、洗練されて丸みを帯びたエアコンをポルシェとするなら、
タイのクーラーはチキチキバンバンでした(←知ってます?)。
壁がけではなく、「置いて」あるんです。
だから小学生のボクと兄はその上に寝っころがって、 布団かぶって、 風量を最大にして、 「死ぬ〜!」って。
カメなら冬眠するでしょうね。 いや、冬眠の前に乾いて永眠する。
そんな強力なクーラーが置いてありました。 エアコンではなく、クーラーが。
そんなタイの第一サプライズでした。 |
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