友人から聞いた、ある本の話です。
むかしむかし、ある国に
変わった死刑の方法がありました。
死刑執行の際、
死刑囚は最期に
言葉を残すことができます。
もしその言葉の内容が本当であれば
首を断って殺されます。
もしその言葉の内容が虚偽であれば
首を吊って殺されます。
例えば
もし死刑囚が
「オレは無罪だ!」
と言ったら
首を吊られます。
もし死刑囚が
「空がきれいだ」
と言って
それが本当なら、
首を断たれます。
ある死刑囚が
最期の言葉を残すとき、
こういいました。
「オレは首を吊って殺されるだろう」
さてこの死刑囚、
どうやって殺されるんでしょうか?
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